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月日の流れは早いもので、中田喜直先生が亡くなられて間もなく９年が経とうとしています。
大好きだった中田先生は、いま天国にいらっしゃいますが先生の素晴らしい作品は、いまも人々の心の中に生き続けいつまでも歌い継がれていくことでしょう。
10年前にこのパウゼで先生とごいっしょさせていただいたことが昨日のことのように思い出されます。
今回はゲストに歌手のたいらいさおさん、岡崎裕美さん、そして中田幸子さん(中田先生の奥さま)をお迎えして
“中田喜直の世界”をお届します。
たくさんの花びらが舞い踊り、中田作品で会場がいっぱいになる桜吹雪コンサートです。

篠崎仁美(エンターティナー)

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中田喜直先生に突如“音楽的霊感”が湧き起こったのは昭和22年（1947年）の２月、三好達治の詩「甃の上」を作曲しておられるときでした。曲想が溢れるように出てきて、次々に歌曲を作られ、この年先生は、代表的歌曲の半数近くを作曲なさいました。
第９回目となる今年の「水芭蕉忌コンサート」では、三好達治作詩の作品を中心に聞いていただきます。それらは、三好達治の詩に強く惹かれた中田先生の歌曲の原点、ともいえるものです。
ゲスト歌手にはバリトンの河野克典さんをお迎えしました。
中田喜直賞の部では２人の女声歌手の歌ごえをおおくりしますが、「かながわ音楽コンクール」で受賞した若いピアニストと少年ヴァイオリニストの若さいっぱいの溌刺とした演奏も、どうぞお楽しみ下さい。

水芭蕉忌コンサート実行委員会

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吹く風も少しづつ季節の変わりを感じられるころ「ちいさい秋みつけた」「雪の降る街を」などの作曲で皆さんご存じの中田喜直の作品を中心に日本歌曲の歌声でひとときおくつろぎ下さい。

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平木郁子（メゾソプラノ）
尚美音楽短期大学声楽科卒業。在学中特待生及び専攻奨励賞を受ける。東京コンセールヴァトワール尚美研究科及びディプロマコース修了。 二期会オペラスタジオ修了。これまでにオペラ・音楽劇の舞台や多くのコンサートに出演。現在９人の女声アンサンブル「アンサンブル・フィオレッティ」 のメンバーとして日本の叙情歌集のコンサートやＣＤ録音などにも携わっている。また、二期会ブロック活動「音楽療法研究グループ」のメンバーとして 高齢者施設や病院などの訪問コンサートを行っている。学生時代より中田喜直氏の事務所に勤め現在に至る。二期会会員。

菅原奈津子（ピアノ）
フェリス女学院大学音楽学部ピアノ科を経て同大学大学院音楽研究科修士課程修了。アジア国際音楽コンクール・ピアノ大学生部門で第2位を受賞。 また中国・西安にて受賞者記念コンサートに出演する。平成19年度旭川市新人音楽会オーディションで旭川市新人音楽賞を受賞。 上川合同庁舎の道民ホールにおいてリサイタルを行い、北海道新聞に掲載される。旭川“雪の降る街を”音楽祭にて中田喜直記念演奏会に出演。 現在ソロ及び連弾、声楽の伴奏など、幅広く演奏活動を行う。これまでに日浅美和子、米澤緑夏、S・ゼーバス、黒川浩の各氏に師事。

旭区に在住、活動しているプロ、アマチュアの音楽家、団体、小・中学校と有志が相募り、旭区誕生４０周年と開港１５０周年を祝い、記念演奏会を開催します。 豪華なアーティスト達の素晴らしいステージをお楽しみ下さい。

実行委員長　朝倉蒼生

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フェリス女学院は２０１０年　創立１４０周年を迎えます。

ダルトン･ボールドウィン（ピアノ） Dalton Baldwin
アメリカ、ニュージャージー州生まれ。ジュリアード音楽院、オバーリン音楽院卒業。その後ヨーロッパに渡り、ナディア・ブーランジェ、マドレーヌ・リパッティ各氏に師事。長年、フランスの名バリトン歌手ジェラール・スゼーの伴奏者として活躍する一方、 エリー・アメリング、ジェシー・ノーマン、マリリン・ホーン、アーリン・オジェー、フレデリカ・フォンシュターデ、ホセ・ファンダム、テレサ・ベルガンサ等多数の歌手伴奏者として多大な信頼を得る。ＥＭＩ：フォーレ歌曲全集、ドビュッシー歌曲全集、 プーランク歌曲全集、ラヴェル歌曲全集、ルセール歌曲全集等の企画、制作、演奏を手がけ、世界各地で高い評価を得る。へリンク・シェリング、ピエール・フルニエなどの器楽奏者とも共演。30年以上にわたり、ジェラール・スゼーの常任ピアニストを務め、 その間、五つの大陸を幅広く公演旅行、賞を得たレコードを多数制作。ニューヨーク・タイムズは1995年4月のレビューで、二人のパートナーシップを「天国でなされた音楽的結婚」と表現。プリンストン大学、コロラド、ウィスコンスィンの各大学で芸術歌曲フェスティバルの芸術監督を務め、アメリカ、ヨーロッパ、東洋の各地の大学で教鞭を執る。「伴奏」とは、曲、詩、そして芸術家のパーソナリティとの完璧な総合を目指して努力する、繊細かつ魅惑的な芸術形式なのであると彼は考えている。オバーリン・カレッジから名誉音楽博士号を贈られ、またフランス政府からは芸術勲章シュバリエを授与されている。
現在プリストン大学客員教授、オバーリン音楽院名誉教授、ジュリアード音楽院客員教授を務めている。

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